MISOJI CALLING 2016 特別対談1

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とりあえず対談しとくか?と安易な気持ちで収録した主催3バンドVo+天の声の人による対談/雑談テキスト。第一回目のMISOJI CALLING 2015を振り返りつつ、MISOJI CALLING 2016への意気込みをそれぞれ語っています。昨年の9月に話した内容なので色々と状況が変わっていたりもしますが、そんなとこも含めてお楽しみください。では、どうぞ!

※ 2015/09/15 収録

MISOJI CALLING 2015を振り返る

misoji1

振り返ると、これナードマグネットのイベントやったな…って(笑)(倉坂)

― では、第一回目 MISOJI CALLING 2015 の振り返りから

倉坂(The denkibran) 「楽しかったですね!」

須田(ナードマグネット) 「うん。楽しかったですよ。すごく。」

― ナードマグネットの最後の盛り上がりは特にすごかったですもんね?

ナード

古迫(craft rhythm temple) 「それを見れてないんですよ。僕は!!」

倉坂 「ああ、そうか!」

古迫 「ナードマグネットが最後に”ワーー!!”って盛り上がってたわけでしょ?その頃、僕はVijonの楽屋で出演者の機材がちゃんと全部ハケてるかを確認してた(笑)」

一同 笑

倉坂 「ありがとうございます(笑)」

古迫 「僕はそういう大人の仕事をしてました(笑)」

須田 「主催が3バンド、トリで散らばるとそうなりますよね…」

ー 来年はそこを改善しないとね…(笑)

倉坂 「craft rhythm templeもすごく盛り上がってた」

古迫 「はい!」

倉坂  「The denkibranもかなり盛り上がってたけど、ただ…最後のナードマグネットのライブを見た感想を言うと…」

ー はい

倉坂 「これ、ナードマグネットのイベントやったな…っていう風に見えた(笑)」

一同 笑

ー ナードマグネットのアンコール終わりに、お客さんの大合唱が起きたんですよね?それでまさかのダブルアンコール

須田 「はい。あれは奇跡でした(笑)」

ー 転換BGM用のCD1曲目がナードマグネットだったので…

須田 「そう。だから僕らのライブ…アンコールも含めて終わって、客電がついてBGMも流れだしたんだけど、そのBGMがウェンズデイっていう僕らの曲だったので…」

古迫 「はい」

須田 「お客さんがその曲を大合唱してくれて(笑)」

ー そのまま盛り上がりすぎて収集がつかなくなったので、まさかのダブルアンコールっていう

倉坂 「その場面は僕も見れてないんですよね。終わったと思ったので出てた。様子を見にちょっと会場に入ったら須田君が”倉坂さん!大丈夫ですか!?”ってステージから(笑)」

ー 笑

倉坂 「お客さん、なんかめちゃくちゃ盛り上がってるし、状況はよくわかってなかったんだけど、とりあえず”大丈夫!!”って言っといた(笑)」

古迫 「へー!」

ー あれはすごかった!

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MISOJI CALLING 2015 総評

RADIO CRAZYに勝った

ー イベント通しての感想をうかがえますか?まずは倉坂さんから。ライブハウスの人と出演バンドの兼任で、ある意味、一番バタバタしてたかとは思うんですが

倉坂 「twitterで “RADIO CRAZYよりMISOJI CALLINGの方が楽しかったです!”って言ってくれてる高校生の子がいた。女の子!(笑)」

古迫 「それはどうなんだろう…(笑)」

須田 「高校生の女の子が…(笑)」

ー 比べるイベントがデカ過ぎて(笑)

倉坂 「マジか!?って思った。レディクレに勝った!!(笑)」

一同 笑

倉坂 「でも1人でもそんな風に言ってくれたんなら、やったかいは本当にありましたよね」

須田 「素晴らしいですね」

ー The denkibranのライブはどうでしたか?

倉坂 「The denkibranは…面白かったですよ!お客さんもいっぱい来たし…」

ー はい

倉坂 「うん…(笑)」

ー 笑

倉坂 「たまには僕にも主役をやらせてくれよ!って、一応そういう趣旨のイベントだったんで(笑)しっかり主役になれたかな…と」

ー 他はどうでした?お客さんの雰囲気なんかも含めて?

倉坂 「みんなすっごい楽しそうだった!リストバンドの引き換え所がknaveだったのでね、本当に色んな人が楽しみにして来てくれてるのがわかって…」

須田 「当日券もけっこう出ましたもんね!」

倉坂 「うん。その景色を見てるだけで、”ああ…良いイベントだな…”って思いました。あと話はそれちゃうんだけどknaveのスタッフがやっぱりすごいな…!って思った」

ー ああ…それは確かに。もうそこは感謝でしかない

倉坂 「ミナミホイールなんかで慣れてたのもあってすごく頼りになった。すごく助かりました。」

須田 「ありがとうございます」

古迫 「感謝ですね」

倉坂 「自慢の同僚です」

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ー じゃ、古迫氏は?ライブはどうでした?

古迫 「僕らのライブは…良かったですよ!めちゃくちゃ!」

ー はい

古迫 「あの、あんまりこういう事を、普段は思わないんですけど…」

須田 「はい」

古迫 「ライブをしてる時に”俺、かっこいい!”って思った(笑)」

倉坂 「え?逆にあんまりそれ思わないの(笑)!?」

古迫 「そんなに…うーん…」

ー 普段から思って良いと思うよ(笑)

古迫 「マジですか!?」

ー うん。もっと思ってください

古迫 「それこそなんですが…タイムテーブル的に craft rhythm temple の演奏が終わる時間が、ちょうどナードマグネットのはじまる時間だったんですね。」

倉坂 「はい」

古迫 「僕らのライブが終わった時に、やっぱり客席からアンコールがかかって…アンコール待ちをしてくれるお客さんがけっこういたんですけど…」

ー はい

古迫 「”今日はアンコールやりません。ナードマグネットを見に走ってください!”って全員をknaveに行かせて…それを言ってる時に”俺、かっこいいな…!”って思った(笑)」

一同 笑

倉坂 「そう言えば、HOOK UP RECORDSの吉見さんがcraft rhythm templeのライブを見て大絶賛してた」

須田 「ああ…そうなんですね」

古迫 「そうそう。だから全員をknaveに行かせた後、最終的に客席に残ってたのが、HOOK UP RECORDSの吉見さんと、fulaのメンバーだけだった…っていう(笑)」

一同 笑

ー 客席に男5人だけ(笑)

古迫 「で、fulaが “もっとやれ!もっとやれ!”って、しつこくアンコールの声を…(笑)」

ー 笑

倉坂 「そこで男5人のためだけにアンコールをやっても面白かったね(笑)」

ー イベント全体的に印象に残ったことは?

古迫 「みんなちゃんと音楽を楽しんでるな…というのがすごく印象的でした。僕らはVijonに出演だったので、Vijonに居ることが多かったんですけど、この3会場の中ではちょっと場所が離れてるじゃないですか?ちゃんとお客さんが来るのかな?…って心配してたんですけど」

須田 「はい」

古迫 「残念ながらお客さんが少なかったバンドもいたんですが…入る時はきっちり入ってた。良い音楽に人はきちんと集まるんだなぁ…っていうのがわかったので、すごく良いイベントだったなぁ…と思いました」

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ー で、ナードマグネットはどうでした?

須田 「うーん…自分達の出来は…どうだったんでしょうねぇ。いまいち、わからないんですけど…」

ー お客さんの盛り上がりはもう最初からすごかったですよね

須田 「盛り上がってくれてましたよね!…まぁ、僕の冒頭の”倉坂dis”もあり(笑)」

ー 倉坂disは面白かったよね(笑)

須田 「あれを言った後に、客席のバンドマンが一斉に手を上げてたのが面白かったですけどね(笑)」

一同 笑

倉坂 「いや、あれ、客席には不穏な空気も流れてたよ(笑)裏話的になりますが」

ー ほー(笑)

倉坂 「え?そんな事を言って良いの!?みたいな(笑)」

ー 笑

古迫 「ああ…なるほど(笑)」

倉坂 「で、そこで…一番最初に客席から”ふぅーー!!”とか声を出したのが俺だったので、不安に思ってた人も俺の方を見て”ああ、こういうのOKなんだ…”って安心したみたいで(笑)」

須田 「あはははは 笑」

倉坂 「一応、そういう報告は後で三件ぐらいはもらいました(笑)」

一同 笑

古迫 「なるほど」

倉坂 「須田君から”ライブ中にMCでケンカ売るからよろしく”っていうのは事前には聞いてたんですよね。ただ、ライブのド頭でいきなりあんな事を言うとは思ってなかったから(笑)」

ー はい(笑)

倉坂 「頭からちゃんと会場の中にいて良かったな…とは思いました(笑)」

ー 倉坂さんが会場にいなかったら…

倉坂 「うん。ただの悪口になっていた可能性も…(笑)」

須田 「まぁ、あれは僕らの関係性だったり…大人のシャレをわからない人だったら…”えっ!?”ってなってたかもしれませんね(笑)」

ー あれ?共同主催なのに仲悪いの!?みたいな(笑)

倉坂 「共同主催なのにお互い仲悪い…とか面白いけどね(笑)」

古迫 「面白いですよね。そういうプロレス的なやつ」

須田 「でも本当に言いたかったのは、倉坂さんへの悪口をメインで言いたかったわけじゃないですしね。途中で言った事が伝えたかった事なので…そこが伝わったから最終的にみんな、グッときてくれたのかな?…とは思ってます」

倉坂 「うん。大団円にふさわしいライブでした」

須田 「ありがとうございます。…でも、倉坂さんがおっしゃってたように、”これ、ナードマグネットのイベントやん!?”っていうのはちょっと…。最終的に色んな所からうちに集まってきただけなんで…」

ー いや、そこは大トリだったんで良いんじゃないですか?

須田 「いや、全部おいしいところを持っていくなよ!?って出演バンドでムカついてる子がいてないかな!?ってちょっと不安になる(笑)」

倉坂 「いやいや、実際にMISOJI CALLING 2015に関してはナードマグネット色が濃かったしね?」

古迫 「うん。確かに」

倉坂 「単純に、こういうインタビューを録ってた時から須田君の熱量がすごかった(笑)須田君の”僕はこのバンドが本当に好きで!!”っていうのにイベント全体が…」

古迫 「ひっぱられましたよね」

須田 「うん。そういう効果もあってか…Superfriendsが、かなりお客さん入ってくれて…」

ー うん。入ってた!

須田 「Superfriendsのライブの時は…みんなが”待望の来日を果たした海外のバンドを見るみたいな感じ”で、なんかドキドキしてる…みたいな(笑)」

古迫 「ああ…」

須田 「ちゃんと演奏できるのかな?久しぶりの大阪だけど大丈夫かな?って。再結成したRIDEを見るみたいな目で…(笑)」

一同 笑

須田 「そんな雰囲気があったのが面白かったですね。で、さっき言ってたRADIO CRAIZYより楽しんでくれた…っていう子も親子でSuperfriendsを見に来てくれて、親子ですごく感動してくれた…っていう(笑)」

古迫 「へーーー」

須田 「そういう話を聞いて”ああ、やって良かったなぁ”って本当に思いましたもん!!」

倉坂 「やっぱり各自が特に推してたバンドって良かったもんね。fulaとかもすごく良かったもん!!」

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ー fula 、 Turntable Films 辺りはknaveでお客さんもしっかり入ってて特に良かったなぁ…とは思いました

倉坂 「全バンド大好きだから呼んでるんだけど、特に大好きで!って強く推してたバンドはどこも、それにライブでしっかり答えてくれてたよね」

古迫 「それは確かにそうですね」

須田 「やっぱり会場の雰囲気がどうなってるか心配だったので、僕らから声をかけたバンドを中心に僕はライブを見て周ったんですね…」

ー はい

須田 「見たバンド、全部良かったですね!!ああ…やっぱり呼んで良かった!!ってバンドばかりでした。本当に気持ちにちゃんと答えてくれてた…モケーレムベンベが…」

ー うん。モケーレムベンベ良かった!

倉坂 「みんな大絶賛してたよね…!」

古迫 「モケーレムベンベは確かに良かったですよ!」

須田 「めっちゃ良いライブしてたじゃないですか!?僕、後ろで涙ボロボロ流してたんですけど(笑)」

ー 笑

須田 「あれは良かったですね」

倉坂 「(天の声の人)的には全体を通してどうでしたか?」

ー 良かったですよ。ただ、当日はやっぱりバタバタしてたじゃないですか?イベントが終わってから、某ライブハウスの人、二人に異常なまでにイベントを誉めてもらえて(笑)

倉坂 「ああ…あの人達…(笑)」

ー 逆になんか”すいません”ってなったんですが(笑)

須田 「Fireloopの野津さんと、Pangeaの中井さん…(笑)」

ー うん

須田 「もう特に野津さんは”いちお客さん”として超楽しんでましたもんね(笑)NOWEARMANかっこよかった!とか」

倉坂 「あ、NOWEARMANすげー良かった!」

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須田 「DASIY LOOの事もはじめて見たみたいで”こんなにかっこいいバンドがいたのか!?”って(笑)」

ー 逆に野津さんがDAISY LOOを今まで見た事なかったのが意外…

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ー 野津さんや中井さんみたいな人達が楽しんでくれる…っていうのが、すごく良かったな…って思いました

倉坂 「この前、Pangeaで中井さんに同じ話した(笑)あと、FANJのこんぼいに、新神楽の高橋さんに…けっこうライブハウスの人も遊びに来てくれてたんですよ」

ー もちろん普通のお客さんが楽しんでくれるのが一番嬉しいけど、ライブハウスの人なんて普段からすごい数のライブを見てるわけじゃないですか?そんな人が誉めてくれる…ってすごいな!と思って

須田 「で、ああいう楽しみ方をしてくれると、その人達ってライブハウスのブッカーとしてもすごく信頼できますよね」

ー うん。そういう人達にも、イベントとして伝えたかった事がきっちり伝わったのかな?…っていう、それが後からジワジワきた良かった事かも。そう。一発目のイヌガヨも良かったですよね

古迫 「イヌガヨ…良かったですよね!」

須田 「トップバッターで大爆発してくれてましたもんね!」

ー きっちり自分達の役割を果たしてくれたというか…

倉坂 「言うてね…キャリアもあるバンドなんでね。それぐらいはやってくれないと…!」

ー イヌガヨには倉坂さんは厳しいっていう(笑)

倉坂 「一応、付き合いは一番長いバンドなんで(笑)良いバンドです」

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ー 一年目はこう…出演バンドのジャンルが良い感じにバラけてくれたのが良かったですよね。1バンドの主催じゃない感じ…この3バンドのカラーが良い感じに出た

倉坂 「これ、まだ終わってから1年も経ってないですよね?…どれぐらい?」

古迫 「…半年?たってないくらい」

倉坂 「まだそんなもんか!?半年たってないぐらいで、どのバンドもけっこう状況が変わっていて…面白いですね」

須田 「変わってますね」

ー Turntable FilmsASIAN KUNG-FU GENERATIONのゴッチのレーベルからCDリリースですしね

倉坂 「…とか、ヤバイTシャツ屋さんもね…?」

須田 「ヤバイTシャツ屋さんは大ブレイク中ですよね」

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ー すごいですよね。さしすせそズ、ヤバイTシャツ屋さん、岡崎体育…あたりの盛り上がり方は…

須田 「うん。ひとつのムーブメントというか…シーンのようなものは出来つつありますよね」

須田 「ネガティブな方で言うとHOLIDAYS OF SEVENTEENは解散ですし…。これ、けっきょくMISOJI CALLING 2015が実質の大阪ラストライブになっちゃった…っていう悲しい事もありました」

ー あとは河内REDSをボイソニックにMISOJI CALLING枠として無理やり出してもらった(笑)

古迫 「そうだ!」

須田 「僕、MISOJI CALLINGでは河内REDSは見れてなかったんですけど、この前のボイソニックでは見て、めちゃくちゃ良かったです。最高でしたね」

古迫 「ふりきってましたね!」

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ー 良いライブしてた!…他は??

須田 「うーん…まちぶせ も良かったなぁ…」

倉坂 「えっ…とね、僕は今ぐらいのライブが出来てる ARKS でMISOJI CALLING 2015に出て欲しかった!」

ー ああ、ARKS…もうちょっとがんばれたはずでしたよね?

倉坂 「うん」

古迫 「え?ARKSのライブ、あんまりだったんですか?」

ー いや、お客さんもたくさん入ってたし…悪くはなかったけど、もっと出来るでしょ!?と

倉坂 「単純に今のARKSがすごく良くなってるんですよ」

ー うん。今のARKSは良い。ちゃんと仕上がっていってるから、今ぐらいのARKSがあの場でライブをしてたら、もっとワーっと盛り上がってたんじゃないかな?とは思います

倉坂 「あと自分の出番前だったので、きっちりとは見れてないけど、みるきーうぇいも良かった。みるきーうぇいThe denkibranの出順はね、気合い入りました(笑)」

ー こう振り返るとジャンルもバラバラだし、特殊なサーキットイベントだったのかな…?

須田 「うん。サーキットイベントとしては、かなり一味違う感じだったんじゃないですか?こんなイベントは他にはないと思います」

ー とか、言いながら来年のMISOJI CALLING 2016はどんなカラーのイベントになるかはまだわかりませんが…

須田 「うん。全然わかってない。不確定要素しかないですからね(笑)」

誰が出てるか知らないのに、それでもお客さんが遊びに来てるイベントにしたい(笑)(古迫)

ー MISOJI CALLING 2016の展望…ありますか?

倉坂 「単純に…、お客さんは増やしたいかな」

須田/古迫 「そうですね」

倉坂 「一年目はこれぐらいの人数が来たら良いね…って言ってたとこをクリアできたので」

須田 「今後もイベント自体を定着させる…って意味では、もっとガツン!と。みんなが”出たい!”って言ってもらえるようになるには」

倉坂 「うん。それなりの結果はもっと必要かな…とは思う」

ー だからと言って、人気のあるバンドばかりを呼んで…ってイベントでもないしね

須田 「そこなんですよ!そこがね…この3バンドが主催してるんだから、やっぱりこだわりを残しつつ…」

古迫 「イベントが続いていったとして、最終的には遊びに来てくれるお客さんが”全出演バンドの事を知らない”のに遊びに来てる…ぐらいの感じにしたい(笑)」

一同 笑

ー うん(笑)

古迫 「誰が出るのかよく知らない。でも、お客さんは来る!…みたいな(笑)」

須田 「フジロックに行くフジロッカー…みたいな」

ー いや、朝霧!どっちかというと朝霧JAMみたいな

古迫 「あのイベントは誰が出てても絶対に楽しいから!…間違いないから誰が出ても行こう!…みたいな感じになるのが理想かもですね」

ー 確かにそういうの理想ですね。このイベントは続いていったら、主催バンドが変わってる可能性もありますしね?

一同 笑

倉坂 「そうそう。主催バンドを交代していこうか…みたいな話もあります(笑)」

ー 主催バンドが受け継がれていくわけですね(笑)

倉坂 「けっこう真面目な話で。イベントさえ軌道に乗ってしまえば、無理に僕らがやらなくても良いか…みたいな。MISOJI CALLINGの主催バンドが代々受け継がれていく感じで(笑)。二代目MISOJI CALLING主催バンドはこの3組です!みたいな(笑)」

3バンドの近況報告

ー The denkibranの近況は?

倉坂 「うーん…あんまり活動できてる感じはないですねぇ。」

ー でも、ミナミホイールだったりは出演しますよね

倉坂 「あ、はい。その辺りは…。なんかバンドマンとしては…外からどう見えてるのかはわからないんですが、現役感がなくなり過ぎてる感じはヒシヒシと感じてます」

ー そうですかね?

倉坂 「ライブハウスの人の仕事が上手くいきだすと…やっぱり表方と裏方のバランスは難しい。もうちょっとThe denkibranの方の現役感は出したいですね」

ー 活動としてはまだまだ続いていくわけですしね。枯れる気はなくグイグイと?

倉坂 「うーん。ちゃんと、まとめていきたいですね。いつバンドが終わっても良いように。」

ー いや、なんか解散するみたいな言い方になってますが(笑)

倉坂 「解散はしないけど(笑)いつ終わっても後悔しないように、ちゃんと活動をまとめていきたい。もうちょっと世に出るようにね…」

ー 外に向けて…

倉坂 「うん。”もうこれだけやったし解散してもいいや!”って言えるぐらいの活動はやっぱり出来てないんでね…。このまんま行くと…”ああ、俺、バンドもっと真剣にやりたかったなぁ…”とか言いながら死んでいきそうな気もするので(笑)」

古迫 「ああ…」

ー バンド歴長いのに(笑)

倉坂 「うん。こういうとこは若い子と一緒なんでね(笑)。こう…なんでしょう。言い訳を探して逃げる感じ。”ライブハウスの人なんで!”…みたいな言い訳をして、バンド活動の方をサボりがちなので。…そこをこの前、須田君に怒られたので(笑)!」

一同 笑

ー craft rhythm templeは?

古迫 「現役感…という話が出ましたが、ここ最近の僕らの沈み方は…周りの人が見てても…」

ー でも若いバンドの企画イベントなんかには、よく呼ばれてますよね?

古迫 「そういう風に必要としてもらえてるのは本当にありがたいです。それで、そういうイベントでライブを見せさえすれば、きっちりお客さんからも反応はもらえるんですよ」

ー ライブ自体は良い感じなんですよね

古迫 「ただね…」

倉坂 「単純にライブの本数がちょっと減っちゃてるもんね」

古迫 「はい。本数があまり出来ていないんです」

ー 色々な都合が重なって…三十路あるあるですね

古迫 「ここは使わなくて良いんですけど…、今年は見放題に切られ、ボイソニックにも切られ…ミナミホイールにも落ち…(笑)」

ー いや、ここはあえて使おう(笑)!

古迫 「…バンドが拗ねて腐っていくには十分な要素がすべて揃っているような状態だったわけじゃないですか(笑)ただ、唯一の救いは”メンバーが腐っていない”。もう7~8年はやってるバンドなんですが、今一番ミュージシャンらしくなってる気がします。真面目に曲を作って…とか、一番音楽に向き合ってる気はします」

ー はい

古迫 「いっぱい良い曲を作って、それで勝負できる時にしっかり勝負をしようかな!?と思ってます」

倉坂 「じゃ、MISOJI CALLING 2016開催の頃って、動き出すタイミングとしても良い頃かもね?」

古迫 「そうですね!来年の4月頃には バチ!と色々動きたいつもりではいるので…」

倉坂 「一緒ですね(笑)!」

須田 「うん。このイベントって、そういうバンドが活躍できる場にはしたいじゃないですか?」

倉坂 「うん。うん」

須田 「表面上の活動が派手だから呼ばれる…みたいなイベントじゃなくて。やっぱりミュージシャンとしてかっこいい人が呼ばれて、きちんとかっこいいライブを見せるような…そういうイベントではありたい。」

倉坂 「最初のイベントコンセプトはそもそもそういう感じでしたしね。忘れてた(笑)」

ー 忘れないでください(笑)!ではこの3バンドの中では世間的には一番調子の良いと見られてる(笑)ナードマグネットは?

須田 「どうなんでしょうか?あんまり変わってないですけどねぇ…」

ー でも、パ・リーグっていうパワーポップのイベントもやり出したし…

須田 「いや、あれは半分趣味みたいなもんなんで(笑)ごめんなさい、冗談です。マジメに楽しゅうやっております」

ー ああいう、ひとつのジャンルに特化したイベントも良いですよね

須田 「このインタビューがいつ公開されるのかわかりませんが、12月に天王寺Fireloopでワンマンやりますし、その前にeo Music Tryがどうなってるかわかりませんが…」

倉坂 「良い流れよね」

須田 「今年、またeo Music Tryに応募する…っていう、久しぶりに勝負に出てる感はありますね」

古迫 「うん」

倉坂 「でもナードマグネットのeo Music Tryに関してはちょと騙された」

ー と、言いますと?

倉坂 「須田くん、”eo ? もう二度と応募しないっすよ!”って言ってたのに…出してるやん!!って(笑)」

一同 笑

須田 「いや、もう大きな勝負に出るとしたら今年しかないかな?と思ったんですよね」

ー BIG CATでやるナードマグネットは見たいね

倉坂 「見たい!あの時(2011年)とは違うもんね」

須田 「はい。状況も違いますしね」

ー mixtapeをBIG CATで演奏してるところを見たい

須田 「そうなんですよ。あの曲をBIG CATで演奏したかったんですよね。…って、これ負けてBIG CATに出演できてない状態でこのインタビューが公開されてたら、めちゃくちゃかっこ悪いけど(笑)」

※惜しくも優勝は逃しましたが、無事にBIG CATで行われた決勝ライブにナードマグネットは出場できました

須田 「この春…MISOJI CALLING 2016が開催される頃には新しい動きも出来ているはずなんで…」

新しい動き→(ナードマグネットは5月に初の全国流通作品となる1stフルアルバムを発売)

ー あとは須田君がその頃まで倒れないようにだけ…(笑)

須田 「そこは色んな人に心配されてますね。会う人、会う人に”疲れてる?”って(笑)」

ー 飲んだら寝るの早いもんね(笑)

倉坂 「一回目のMISOJI CALLINGの打ち合わせの時、半分ぐらい寝てたもんね?すぐに力尽きた(笑)?」

一同 笑

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※いつも楽しく打ち合わせてます

MISOJI CALLING 2016への意気込み

ー 意気込み…というか、他に何かありますか?

古迫 「意気込みではないですけど…現段階でこの3バンドの中ではナードマグネットが調子が良いじゃないですか?なので、craft rhythm templeThe denkibranというのは周りから見たら…”ちょっとナードマグネットに乗っかてるんじゃね?”って見られるのは、ある程度仕方のない部分だと思うんですね。」

ー はい

古迫 「なのでその辺り、ちょっとがんばらないと駄目ですよね!」

倉坂 「一回目の時ね、正直チケットを一番売ってないのがThe denkibranだったんでね…。次は一番売らないと、立場上…(笑)」

ー そうですよ。倉坂さん、次は本当にがんばらないと、須田君が倉坂さんの事をちょっとづつ嫌いになる…っていう(笑)

一同 笑

古迫 「第一回目の開催直前に、みんなで準備してたんですけど、その時、須田君ちょっと怖かったですからね…。目が完全にすわってた(笑)」

須田 「いや、みんな目がすわってましたよ(笑)」

ー 直前の時は、本当にお客さん入るかな?って、みんな心配もすごかったですし…

須田 「そうそう!それが一番大きかった」

ー という事で今回は、みなさんに早めにチケットを買ってもらって…

須田 「安心させてください!僕らを!」

入場規制でPerfumeが見れなくて激怒した事があるんですよ!(須田)

ー …とは言え、混み過ぎても嫌だな…とも思ってます

倉坂 「前回は本当に絶妙なお客さんの人数でしたよね」

ー 良い人数でしたよね。最後のナードマグネットの時も詰めたらギリギリ入れるぐらいでしたし…。その辺りの動員のバランスは難しいですよね

古迫 「はい」

ー 入場規制が出るようなサーキットイベントになっていくのが良いのか?絶妙な人数のお客さんが来てくれるサーキットイベントが良いのか?…

須田 「絶妙な人数がベストな気はしますけどねぇ。見たいものを見れない…っていうのは駄目」

倉坂 「うん。それはちょっとねぇ…」

ー もちろんタイムテーブルの組み方だったり、呼ぶバンドだったり…の要素がデカイんですけど…

倉坂 「○○で入場規制かけました!ってプロフィールに書いて若いバンドがイキってるのもなんだかねぇ…?と。いや、そういうのも絶対に大事なんだけど」

須田 「そういうのは周りが言うものであって、本人が言うことではないと思うんですよ。”入場規制、目指すぞー!”とか”やったー!入場規制だ!”とか言ってるやつはアホですよ!」

倉坂 「言うねー(笑)!!」

ー 結果的にね、そうなるのは良いとは思うんですけど

須田 「僕、昔なんかのフェスでPerfumeが見れなくて激怒した事があるんですよ(笑)!」

一同 笑

須田 「だって、お金を払ってるのに見たいものが見れない…って! チケット取ろうと思ってすでにソールドアウトだったら仕方ないじゃないですか?まだお金を払ってないからしょうがない… 。でも、目当てのものがあってお金を払ってるのにそれが見れない…って最悪じゃないですか!! 」

ー そこはサーキットイベントの難しいとこですけどね

須田 「それを勲章みたいに”入場規制!”って演者側が言うのって僕は最低と思うんですよね」

ー どっちかというと主催側の問題ですしね

須田 「そうそう!主催のミスでしょ!!」

ー タイムの組み方、お客さんの入り、チケットの売れ具合とか色んな要素もあるので…って、タイムテーブル作る責任が増しそうなのでこの話題は嫌だな(笑)

※タイムテーブルは天の声の人が作ってます

ー ちゃんと適正キャパでそれぞれのアーティストを配置して…っていうね。ただ、それでいうとMISOJI CALLINGの場合は各会場のキャパの差がないので…(笑) 

須田 「ほぼ一緒」

倉坂 「そういうのを見越して早めに会場に行こうか?…っていう、お客さんの楽しみもあるけどね 」

ー いや、そこは出来るならお客さんにはひとつの場所に留まらずに、見た事のないバンドを見に色々と周って欲しい気持ちはありますけどね

須田 「もしイベントの動員が伸びていくんなら、各バンドのはじまる時間をかぶせたりとかしないと駄目でしょうし」

ー 2015はタイムテーブルのスタート時間をわりと散らしたんでね。本気を出したらちょっとずつなら全部見れる…っていうタイムテーブル 

須田 「まあ、全部見た…みたいな超人はいないと思いますが(笑)」

ー いや、途中まで全部まわろうとしてた人はいてたんですけどね…(笑)

須田 「まあ、色々と改善していかないとダメなんでしょうけど… 」

倉坂 「入場規制かかるか、かからないかギリギリの感じの動員が理想」

古迫 「うん。ぐらいがちょうど良いですよね」

ー お客さん的にはもうちょっと空いてる方が見やすいんですけど(笑)

須田 「そこはね(笑)」

倉坂 「いやー、好きなバンドを見に行って客席がガラガラだとファン的には辛いと思うけど(笑)」

須田 「難しいなー」

ー 全会場にお客さんが150人ぐらいで常に上手く散らばってくれるのが一番良いんですけどね。で、色々と移動してくれたら …ただ、そうなると人気のないバンドというか…動員のやばそうなバンドを呼びにくくなるんですけどね。 みんな同じぐらいの人気のバンドを呼ばないといけなくなる

倉坂 「そこは主催者努力でなんとかなるんじゃないですかね?動員ヤバそうなとこは主催者が全力でプッシュする(笑)本当に俺たち好きやねん!ってツイッターなんかであおってね。そういうのが新しい出会いのキッカケにね… 」

古迫 「うん。最終目標はそこですよね。人気ないバンドしか出てないイベント 」

一同 笑

ー それ一番楽しいですけどね

古迫 「人気ないバンドしか出てないのに、どこに行ってもお客さんパンパンっていう(笑)」

ー 人気ないバンド、人気ないバンド ばっか言ってるけど、これすごく失礼じゃない?

倉坂 「まぁ、現状は主催バンドの人気も知れてるので大丈夫でしょう(笑)とりあえず、まだ見ぬバンドをDigりに来い!と」

ー あと若いバンドの子にもっと見に来て欲しい気はする。あの、いやらしい意味じゃなく

須田 「そうですね」

ー 出たいから見に行く…じゃなくて。純粋に楽しみに来てほしい。バンドしてる人も見に来て楽しめる…みたいなイベント

須田 「MISOJI CALLING 2015はそういうラインナップだったと僕は思うんですけどね」

古迫 「実際、どれぐらいバンドマンって来てました?」

倉坂 「けっこう来てくれてたよね?やっぱりそういうのも嬉しい」

次回にむけて

古迫 「次回にやりたい事…」

ー 次回ではなくても、ステージを増やしていったりはしたいですよね。休憩スペースだったり…

古迫 「ああ、疲れた時に休憩できるスペースなんかはあっても良いですよね。あんまり、そこでダラダラされちゃうと…って感じはしますけど」

ー でも実際、お客さんはずっと移動してて、さらに立ちっぱなしなんでしんどいとは思うんでね

須田 「そういうちょっと休憩できるようなとこで、アコースティックで良い歌を歌ってる人なんかがいたら良いですよね。ステージを増やす…」

ー アコースティックステージ?

須田 「うん。そうなってくると出演者を呼ぶうえでの選択肢も増えてきますしね。だったらキャパは広がってもなんとかなるのではないか…と」

ー 個人的には西院ミュージックフェスティバル大好きなんで、街中がゴチャゴチャ~ワサっとするあの感じに…

倉坂 「じゃ、目指せ、高槻ジャスストリート!」

ー 高槻ジャズストリートになると、たぶん出演者700組はいますよ(笑)!?

倉坂 「あ、じゃ無理だ(笑)」

ー キャパは広げたい…?

倉坂 「いやぁ、微妙なとこではあるんですがね。これ以上規模を大きくしても収集つかなくなる気もするし…でも呼びたいバンドは多いし…」

須田 「はい。出演者の枠が限られてるので、やっぱりあれも呼びたい、これも呼びたい…というのはあるので、そこをなんとか上手く広げたいですかね…」

古迫 「それはありますねー」

倉坂 「じゃ、将来的はアメリカ村に移って…」

ー いや、そうなるとknaveは(笑)?

倉坂 「リストバンドの引き換え場所はknaveでやるので、スタート地点は頑なにknaveで(笑)」

須田 「ラインナップはMISOJI CALLING 2015とはガラッと変えたいですね」

ー それはずっと言ってますよね。MISOJI CALLING 2015に出てくれたバンドはもちろん全部好きだけど…

須田 「紹介したいバンドがいっぱいいるので、なるべくそれを紹介したい!紹介できる場にしたいですね。普段の自分達の自主企画イベントだと呼べても3つ、4つが限界なんで…。だから、これぐらいの大きなイベントがあるのはありがたい」

ー もう、いたるところに良いバンドが…

須田 「そう。大阪以外にもいっぱいいるんですよ。良いバンドが!」

古迫 「いてますね」

須田 「やっぱり知り合いのバンドにすごく言われるんですけど”なんで僕らに声かけてくれないの?”って」

古迫 「あー、言われますよね」

倉坂 「それは僕も仕事柄、多いです(笑)」

須田 「いや、”おまえらはよく一緒にやってるやないか!?”と…」

ー よく一緒にやってるところを改めて呼んでも…

須田 「そう!この機会に呼びたいバンドがいるから…ごめんね!って(笑)」

倉坂 笑

須田 「っていうのを、この場を借りて申し上げます」

古迫 「うん」

倉坂 「ごめんね」

須田 「別に呼ばなかった事に、他意はございませんので!」

ー 出たいって言ってもらえるのは本当にありがたいですよね。そういう身近なバンドもね…勝負の時にこのイベントを使ってもらえるようなら、ぜひ…!!

須田 「そう。タイミングもありますよすし」

倉坂 「とは言え…えっと、何バンド出たんやっけ?」

ー 27です!

倉坂 「そこから主催3バンドを引いてだから、24組呼んだ計算でしょ?それを ÷3なんで、1主催バンドが呼べるバンドの数って8…と実はしれてます」

須田 「そうそうそう」

ー そう考えたら、そのうちイベントの規模を拡大…っていうのも一つの手なのかな…?

倉坂 「ううん…」

ー または、年に2回開催(笑)!!

倉坂 「えー」

須田 「ええーー」

古迫 「えー」

一同 笑

須田 「いやぁー…二回はしんどいな…」

倉坂 「集客のバラつきがすごく出てきそう…春はお客さんいっぱい来たのに、次開催の秋はガラガラ…みたいな(笑)

ー 笑

倉坂 「プレイベントとかアフターイベントみたいなのはもっとやりたいですけどね」

古迫 「それは良いと思います」

ー NEO MISOJI CALLING とか?

須田 「もうワケわからんやん(笑)」

ー では、当面の目標はMISOJI CALLINGを年2回開催で

古迫 「春場所と秋場所?」

須田 「それはしんどいなぁ…」

倉坂 「絶対に嫌です」

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年に二回開催する予定は当分はございません。出演キャストも随時発表していきますので、まずは4月2日(土)に開催されるMISOJI CALLING 2016をお楽しみに。

去年に引き続き今年も開催!!

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MISOJI CALLING 2016

開催日 :2016年4月2日(土)
開催地 :南堀江knave / SOCORE FACTORY / 北堀江club vijon
時間 :開場開演12:00/12:30

主催/企画/制作
ナードマグネット / craft rhythm temple / The denkibran

協賛
■西尾王将会

招聘
■MISOJI CALLING実行委員会

問い合わせ/窓口
■倉坂直樹(The denkibran / 南堀江knave)
info@thedenkibran.com

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